ストーカーとDV

ストーカー? それとも DV?
皆様が自分のトラブルをプロファイル(分類分け)し、正しく認識しているかどうかが解決までのスピードの鍵となります。
ストーカーは、言葉通り「つけ回す」などの「嫌がらせ行為」を意味します
DV(ドメスティックバイオレンス)は、直訳すると「家庭内暴力」となります

どちらで悩んでいるのかは、トラブルの相手をどの程度知っているかでプロファイルできます。

見ず知らずの他人や話した事がある程度の知人、交際の申し込みを断った職場の同僚などから嫌がらせや暴行を受けている場合は、ストーカー被害です
夫(内縁、別居中、前夫等を含む)、婚約者(現在、元)、恋人(現在、元)などの今現在「親密な関係」にあるか過去にあった者から暴行を受けている場合は、DVとなります

過去の事例では、沼津の女子高生刺殺事件の犯人が被害者の元恋人でありDVとなります。
埼玉桶川の女子大生刺殺事件では主犯は元恋人でありDVにプロファイルされますが、実行犯は主犯の兄弟とその手下であり被害者側から見れば見ず知らずのストーカーであるとプロファイルできます。

このように犯罪の多様化から警察の初動捜査の弱点が指摘され、プロファイルの必要性が議論されていますが、警備会社としてトラブルに関わる当社にも同じことが言えます。

プロファイルとは関係者全員が同じ認識を共有し、協力し合うためのものです。
シンプルで機能的に犯罪体系が分類され、誰が見ても同じ見識を持てなくては意味がありません。
当社をご利用いただく皆様には当社と同じ見識をお持ちいただきたいため、以下にストーカーとDVについて、これまでの経験から作成したプロファイルをご案内します。現在進行中のトラブルをどのように解決していくべきか、客観的に分析するための指針としていただければ幸いです。

 

ストーカーとは

どんな被害なのか?
ストーカーは、「つけ回す(尾行)」、「覗く(監視)」などの嫌がらせ行為が主体となります。不快に感じる程度の嫌がらせであっても充分にストーカー被害といえます。 

なぜ、ストーカーになるのか?
誰でもストーカーになる可能性があります。学歴や職業、社会的地位、出生地や国籍などと関係なく、成長期の家庭環境などが理由となるケースがほとんどです。

ストーカーの種類としては、
関係過敏型
片思いの相手にふられた時に、「殴る」「脅す」など、過剰な反応を見せるタイプ
関係妄想型
無関係の人間が自分に惚れていると信じ込み、妄想を抱き続けるタイプ
人格障害型
感情の起伏が異常に激しく、些細な事に敵意をむき出すタイプ
精神障害型
精神病による幻想で、自分の困難を他人の責任だと信じ込むタイプ
などの4種類に大別できますが、2つ以上の要因が複合するケースもあります。
さらに、「反社会主義的なパーソナリティー(自己中心的で、自分以外は全て敵と考え、罪の意識を感じない人格)」など、他の要素とオーバーラップするケースもあります。 

なぜ、ストーカーなどするのか?
「関係過敏型」は人間関係に傷つくなどして虚栄心から恨みを募らせストーカーに変貌します。
「人格障害型」は、相手が少しでも自分の思い通りにならないと理想と現実の狭間で愛情が憎悪に変貌するなどして、ストーカーとなります。
この2つのタイプのストーカーに共通する行動基準はストレスを発散する事にあります。自分勝手な理論で行動し、他人に不愉快な思いをさせる事で日頃のストレスを晴らしているのです。


「関係妄想型」と「精神障害型」は動機が本人にしか分からず、次に何をするのか予測しにくく継続して監視し細心の注意を払う必要があります。 

なぜ、エスカレートするのか?

麻薬と同じです。月に一度だったものが2週間に一度1週間に一度、毎日と回数(頻度)を増やしていきます。

同様に「つけ回し」だけでは満足できなくなり、自宅を覗く、無言電話、留守宅に侵入する、暴力を振るうなど、エクスタシーを得るためだけに内容(程度)をエスカレートさせていきます。

またストーカーは再発率が高く、より凶悪にエスカレートする可能性があります。一度解決した後も気を抜かずに警戒する必要があります。

 

どうすればよいのか?
ご自分の置かれた状況を客観的に分析し、冷静に対処手順を確立する必要があります。
自分だけで対処しても解決しません。グループ対処が基本で1人で出歩かず、深夜の送迎は父親に任せるなど、家族や友達の力を借りてください。


たとえ、話し合いから穏便解決を目指すにしても、法的措置の準備をし、いつでも警察に相談できる体勢を整えた上で穏便解決の道を探るのが得策です。

また、信頼できる専門家の意見を聞くのも効果的です。
当社では「無料相談」を準備しており、その中で教えていただく状況にあわせて個別にアドバイスする「無料コンサルト」を提供しています。


DVとは、

どんな被害なのか?

「殴る」「蹴る」などの直接的なものに限らず、暴力をほのめかしたり、脅かすなどして恐怖心を植えつける「言葉の暴力」も当てはまります。

また子供をエサに何かを強要する、生活費を小遣い程度しか渡さない、家計全般を管理し、いちいちケチをつけるなどの間接的な行為であってもDVに該当します。 

なぜ、DVなどするのか?

ストーカーと同じように、「関係過敏型」、「関係妄想方」、「人格障害型」、「精神障害型」の4種類に大別できます。

また、封建的な女性蔑視の考えが根底にある可能性もあります。思い通りにならない格下の女性を奴隷のように扱う事で、エクスタシーを感じるのかもしれません。

どのような理由があるにしろ、身勝手なストレスの解消法である事に変わりはありません。

なぜ、エスカレートするのか?
DVにはサイクル(周期)があります。
蓄積期
ストレスが一定期間に蓄積していく時期
爆発期
溜まったストレスを暴力を振るう事で発散させる
時期
安定期
許しを乞う、急に優しくなるなどの平和で安定した時期


一番の問題は「安定期」にあります。関係改善と安定を求める女性は、この時期にそれまでの悪行を許してしまいます。
しかし気づかない間に相手は「蓄積期」から、「爆発期」に移行します。このサイクルは、外部からの介入がないと止められません。最悪、時間の経過とともに「安定期」が無くなり、「蓄積機」と「爆発期」が交互に繰り返されるようになります。


ストーカーと同様に、同じ事をしても満足しきれなくなり、快楽を追求するために内容(程度)も凶悪化します。

どうすればよいのか?

ご自分の置かれた状況を客観的に分析し、冷静に対処手順を確立する必要があります。
自分だけで対処しても解決しません。グループ対処が基本で1人で出歩かず、深夜の送迎は父親に任せるなど、家族や友達の力を借りてください。


たとえ、話し合いから穏便解決を目指すにしても、法的措置の準備をし、いつでも警察に相談できる体勢を整えた上で穏便解決の道を探るのが得策です。

また、信頼できる専門家の意見を聞くのも効果的です。
当社では「無料相談」を準備しており、その中で教えていただく状況にあわせて個別にアドバイスする「無料コンサルト」を提供しています。



まずは、「無料相談」から被害状況などを教えてください。
「無料コンサルト」から、状況に合わせた対応策をご案内します。
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